匿名の他者

ダイヤルQ2の普及は、テレクラと同様の「出会い系メディア」の無料メル友サイト人気ランキングサービスを自宅に持ち込んだ。テレクラの規制によつて普及し始めたダイヤルQ2により、テレクラ店に行かずに、自宅で、「匿名の他者」との声のやり取りができるようになった。その意味で、ダイヤルQ2は「出会い系メディア」の普及を後押しした格好になる。しかし利用料金の高額さや、電話風俗たるテレクラそのもののイメージを引きずり続けた。またパーティーラインは犯罪を呼ぶものとして後に廃止される(ただし、携帯電話では無料逆援サイトのサービスが現在でもある。そこでは「チャット」と呼ばれている)。しかし、く【己oそ∽3 の普及を象徴したインターネットの大衆化は、パソコンの普及率を上げた。それにより、インターネットでの出会いも徐々に増え始めていく。これまでのパソコン通信ユーザーのみならず、大衆化していくことになる。コストも安くなり、ノートパソコンのコンパクト化も普及には一役買っていることだろう。家庭へのパソコン普及率(経済企画庁調査、内閣府調査)は九〇年には一〇・六%だったのが、九五年には一五・六%、九九年には二九・五%、二〇〇二年には五七・三%と右上がりの増加傾向だ。

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